昨日、今年の2月まで住んでいた
南麻布にあるフォトギャラリー
EMON PHOTO GALLERY
ロジャー・バレン展
「バレネスク」
に行った。
エモン12周年アニバーサリー企画
40年のキャリアから選りすぐった作品が集合。
バレン東京初のエキシビジョン。
第一印象は、昔 観た
魔女を探しに一人で入ってはいけない森を
彷徨う怖さ、
最後は自分の歯しか残らないような
人間離れした異空間に来た。
そんな感じでした。
バレンはユダヤ系の人間で、ずっと放浪生活をし、
行きついた南アフリカで目の当たりにした
アパルトヘイトの歪み。
そこにいる人間。
動物。
自分が描く絵画によって
社会派ヒューマニズムを斬新に切り取る変人。
「凄いッ」
としか言えない。
そして、怖い。
これが人間?
人間に似てる人?
あっちこっちにちりばめられたバレンの世界。
センスの良さに魂が震えた。
彼の作品は300万円とか400万円。
世界のアーティストは桁が違う。
それでも売れる。
流石、ロジャー・バレン。
私も、いつか
めぐり合う日常の社会問題を
映したいと思います。